「関門海峡」に行こう

梅も咲き乱れ、あとは桜を待つのみとなった下関の春。

天気も良いので、プラリと海を眺めに・・・


ご存じ「東洋一の架け橋」が架かる、壇ノ浦。

九州側の左端には和布刈神社、
右に見えます展望台は「門司港レトロハイマート」で御座います。
ここは、貴族から武家の世界へと変わっていくことになる
「源平合戦」最後の地として知られてます。

二位尼が安徳天皇を抱き、三種の神器である宝剣・勾玉を身につけ、歩まれると、
「今から極楽浄土へお連れいたしましょう」 と共に投身する際、
辞世の句として・・・・

今そ知る 御裳川(みもすそかわ)の 御なかれ 波の下にも みやこありとは

と詠んだと言います。

それが現在も「みもすそ川」と言う地名に残っていますが、
大抵「御裳川」と書かれる事が多いので、難読地名の一つになってます。^^ゞ


此処は、さらにもう一つの歴史の転機と
なった所です。

これがその「長州砲(複製)」

攘夷決行の期限である文久3年(1863)5月10日に、
久坂玄瑞率いる長州軍が、
関門海峡にて外国艦隊に砲撃したが、失敗

さらに元治元年(1864年)8月、
そのお返しと言わんばかりに
英・仏・蘭・米4カ国連合艦隊が襲撃し、大敗退。

世に言う「馬関戦争」と言われます。
これを機に、長州藩は「尊王攘夷」から、
「開国・尊王倒幕」へと転身していく訳です。



その海の奥底にこんな「通路」があるんです。
平家一門と松田優作に見送られて、潜っていきますと・・

まるで魚が泳ぎ、海草類が揺れる奥底・・・
そして、深海にはいると、俺達は星座も瞬く神秘の世界に出逢う・・



海底から上がっていくと、終点で、松本清張と武蔵・小次郎がお出迎え。


地上に脱出したら・・・そこは門司・和布刈(めかり)に。

ここは、関門人道トンネルなんです。
昭和33年3月に完成した世界初の海底道路トンネルです。

車道(国道2号線)と人道の2層構造で、車道は3461メートル、人道は780メートル。
トンネルは地下51メートル下にありまして、エレベータで下ります。
そこから歩いて15分で本州・九州を往き来できるというわけ。

ということは・・・・
その境界線も海底に存在するのです。

ここは映画「チルソクの夏」で、
釜山の高校生アン君と、主人公の郁子が
それぞれの想いを語る場面に使われました。

アン君が、此処を朝鮮半島の北緯38度線に例えて
語るのでして・・・



こちらが、九州側から見た「本州」

左側に「海響館」「海峡ゆめタワー
右には下関一円が見渡せる「火の山」が見えます

この関門橋は、
全長 1068.0m 
中央径間(主塔と主塔の間) 712m、
海面からの高さ 61m 
主塔の高さ   133.8m
ケーブル直径 66.4cm
ケーブル1本に使われているワイヤーの数 14014本

という巨大な橋です。

昭和43年6月8日に起工し、昭和48年11月14日に竣工。

巨大な塔をご鑑賞下さい

後にこの技術が、瀬戸大橋・ベイブリッジ・レインボーブリッジ・明石海峡大橋に
受け継がれるのです。

関門の皆さんは明石海峡大橋で驚いても、
横浜やお台場くらいでは、封鎖されたって驚かない(^^)

本当、関門とは正に「大陸の玄関口」で有り、歴史の転換地でもあるんですね。

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